2016年2月のお知らせ

2月のイベントを更新しました。


ひとつめ。

今回でシリーズ5回目を迎える『松籟夜話』、会場を阿佐ヶ谷のギャラリー白線より青山・月光茶房隣設のビブリオテカ・ムタツミンダに移し、内容もさらに充実させてまいります。


『松籟夜話』第五夜

◎音楽批評・福島恵一とサウンドアーティスト・津田貴司がナビゲートする、「聴く」ことを深めるための試み。◎会場は青山・月光茶房隣設のビブリオテカ・ムタツミンダ。歸山幸輔によるオリジナルスピーカーで様々な音源を聴きながら「音響」「環境」「即興」の可能性を探ります。◎第五夜となる今回は、ジム・オルーク灯台として、音と響きのあいだを照らしていきます。


福島恵一 音楽批評/「耳の枠はずし」 http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/
津田貴司 サウンドアーティスト http://hoflisound.exblog.jp/
歸山幸輔 オリジナルスピーカー


日時:2016年2月7日(日)18:00〜(21:00ごろ終了予定)
料金:1500円
会場:Bibliotheca Mtatsminda(ビブリオテカ・ムタツミンダ:青山・月光茶房隣設ECMライブラリー)
東京都渋谷区神宮前 3-5-2 EFビルB1F
電話番号:03-3402-7537
http://gekkosaboh.com/


予約:お名前、人数、当日連絡先を明記の上、下記までお申し込みください。
月光茶房:gekko_sabou@me.com




ふたつめ。

去年秋に2枚目のCD『archipelago』をリリースしたスティルライフ(津田貴司+笹島裕樹)。この度、新たな試みとしてドキュメンタリー映画とのコラボレーションシリーズ『島影巡りー音と光と気配による三夜ー』を企画しました。フィールドレコーディングを軸にしたスティルライフと、風土に根ざして生きるひとびとを切り取る監督の、それぞれの耳と目のまなざしによって浮き上がるものとは。。第一夜では、栃木県益子町で自然農業を営みながらハトレースをする農夫を追った町田泰彦監督の『ハトを、飛ばす』の上映と、スティルライフの演奏をお送りします。なお、第二夜は4月に、第三夜は6月に開催予定です。


島影巡りー音と光と気配による三夜ー


stilllife

町田泰彦『ハトを、飛ばす』
茂木綾子『島の色 静かな声』
池田泰教『3 PORTRAITS and JUNE NIGHT』


静謐と気配を奏でるサウンドアート・ユニットstilllife(津田貴司+笹島裕樹)による演奏と映画上映とのコラボレーション。映像から音を聴き取り、または演奏から映像へと引き継がれてひろがってゆくイメージの豊潤。静かな目と耳のまなざしによる「ドキュメント」をテーマに、三回シリーズでお送りします。


第一夜 stilllife+町田泰彦『ハトを、飛ばす』


日時:2016年2月20日(土)オープン19:00/スタート19:30

料金:各回3000円(3回通し券:6000円)
予約受付/会場に関してのお問い合わせ:
info@giftlab.jp

会場:gift_lab GARAGE
〒135-0021 東京都江東区白河1-3-13 清洲寮102
TEL 03-3630-1201
http://www.giftlab.jp/garage/

主催:stilllife+町田泰彦+gift_lab


『ハトを、飛ばす』作品紹介


2011年の春、大地がひたすら恐ろしくなって見上げた空に境界はなく、満天の星が瞬いていて救われる思いがした。けれどもすぐに、今度はその空を見境もなく渡る風のことが恐ろしく思えた。その風が触れた土のことも同じように恐ろしく感じられた。
けれども私の町に、それはそれ、これはこれ、とでも言うように淡々と野良仕事を続ける農夫がいた。土の恩恵を存分に受け、そこに根ざしながら空高く飛ぶ術を知っているハトのようなひとりの農夫が、私の町には、住んでいた。土地と空とは、それぞれがそれぞれを写した鏡像だ、ということを鳥が空を通して知っているように、ハトをやる農夫は土を通して知っていた。いや、土に活かされ空を知る彼こそが、空と土地の間にある一枚の鏡なのかもしれない。
人は、文化は、科学は、風は、命は、どこから来て、そしてどこへと向かっているのか。私は、その一枚の鏡を覗き込んだ。


題名:ハトを、飛ばす
時間:72min
監督:町田泰彦
音楽:澤渡英一
声:東野翠れん




























.